広島県は、全国平均より住宅面積が1.5坪ほど大きいため、建設費も高くなっています。ただ、建設費を住宅の坪単価で見てみると、広島県の注文住宅のコストが高いわけではないと確認できます。
諸経費の目安
注文住宅を建てる場合、必要な費用は土地購入費と建設費だけではありません。仲介手数料や税金、保険料などさまざまな諸経費がかかるのです。
諸経費の目安は、建築費総額のおよそ10%。例えば、土地取得費と建設費の合計が4,000万円であれば、諸経費は400万円程度になります。決して安い金額ではないので、諸経費も含めて建築予算を考える必要があるでしょう。
広島県における注文住宅の建築相場
ここまで紹介してきた金額から、広島県における建築相場を計算してみます。
【建築費総額】
11,723,000円(土地取得費)+30,866,000円(建設費)=42,589,000円
続いて、10%の諸経費を加算します。
【諸経費を含めた総合計額】
42,589,000円(建築総額費)+4,258,900円(諸経費)=46,847,900円(総合計額)
広島県で注文住宅を建てる場合、トータル46,847,900円が目安となります。
注文住宅の建築予算は年収との兼ね合いも重要
広島県の建築費用をお伝えしましたが、あくまで相場や平均です。マイホームの予算を建てる際は、年収を考慮しなくてはなりません。
建築予算の目安は年収の5~7倍
一般的に、建築予算の目安は年収の5~7倍とされています。例えば、年収が500
万円の場合、建築予算は2,500~3,500万円になります。
「フラット35利用者調査(2021年度)」を見てみると、土地付注文住宅を購入した方の年収倍率は、全国で7.5倍でした。
【広島県】フラット35利用者調査から見る平均年収
広島県で、2021年度にフラット35を利用して土地付注文住宅を購入した方の平均年収は、5,009,100円です。世帯の平均年収は、6,093,300円でした。
建築予算を世帯年収の6倍とすると、およそ3,660万円程度になります。
月々の住宅ローン返済額をシミュレーション
ただし、単純に「年収の6倍を予算にしよう」と決めるのはおすすめできません。住宅ローンの返済に、毎月いくらかかるのかシミュレーションが大切です。
住宅金融支援機構の「借入希望金額から返済額を計算」ツールを使用し、次の条件で月々の返済額を試算してみます。
【条件】