注文住宅にかかるコストとは?
注文住宅にかかるのは、建物の建築費用だけではありません。注文住宅にはどんな費用がかかるのか見ていきましょう。
土地の購入費用
土地を持っていない場合は、土地を購入するために費用がかかります。土地購入にかかる主な費用は以下のとおりです。
・土地代
・仲介手数料
・印紙代
・登記費用
仲介手数料は不動産会社に支払う費用で、土地代を除く土地購入費用において大部分を占めます。また、印紙代は売買契約の際に必要になる費用です。登記費用は、土地の所有者を変更するために必要になります。土地購入には、手数料や登記費用などもかかることを覚えておきましょう。
建築費用
建築費用は、主に以下の二つに分けられます。
・本体工事費
・別途工事費
本体工事費は、基礎や屋根、内装を含む、建物本体を建てるための費用です。別途工事費は、キッチン・エアコンなどの設備工事や、外構工事といった建物以外の工事にかかる費用を指します。建築費用は、家の設計や使う素材によって大きく変わるため、予算内で納得できるプランを立てられるようにしましょう。
諸費用
注文住宅を建てる場合は、土地購入費用と建築費用のほかに諸費用もかかります。主にかかる諸費用は以下のとおりです。
・設計料
・申請手続き費用
・仮設工事費用
・火災・地震保険料
・住宅ローンの借入費用 など
一つひとつの費用が積み重なると大きな金額になります。諸費用は建築工事費用全体の10%程度かかるともいわれているので、注文住宅を建てる際はしっかりと予算に組み込むようにしましょう。
福山市の注文住宅にかかるコストはいくら?
福山市では、注文住宅にどのくらいコストがかかるのでしょうか?建築費用と土地価格について見ていきましょう。
注文住宅の建築費用
住宅金融支援機構が公表している2022年度「フラット35利用者調査」によると、広島県でフラット35を利用した人の注文住宅の建設費(土地代を含まない)は、平均で3,856.7万円でした。また、中国地方の平均は3,757万円となっています。そのため、福山市で注文住宅を建てる場合は、3,700~3,800万円が建築費用の一つの目安と考えられるでしょう。
参考元:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査 2022年度集計表」>>参考コラム:福山市蔵王町の建築相場は?年収や住宅ローン返済額を考慮して予算を組もう
福山市の土地価格
国土交通省が公表している「令和6年地価公示 第15表 地方圏の人口10万以上の市の住宅地の平均価格等」によると、福山市の住宅地の平均価格は160,050円/坪でした。(※1坪あたり3.3㎡で計算)
仮に50坪の土地を購入すると考えると、土地代は約800万円になります。ただし、土地購入の際は仲介手数料や登記費用などもかかるため、実際は800万円以上の費用が必要です。土地購入費が予想以上に高くなるケースもありますが、どうしても住みたい土地の場合は建物の建築費用を抑えて調整することで、予算に合わせた家づくりができるでしょう。
参考元:国土交通省「令和6年地価公示 第15表 地方圏の人口10万以上の市の住宅地の平均価格等」>>参考コラム:福山市の土地価格相場は?福山市で注文住宅を建てる際に役立つ地域の特徴についてもご紹介!
注文住宅のコストダウン成功のコツ
注文住宅のコストダウン成功のためには、以下のような方法があります。注文住宅の費用を上手く節約できるよう、コツを押さえておきましょう。
無駄のない設計にする
無駄のない設計にすることは、注文住宅のコストダウンに有効です。例えば、おしゃれなデザインを優先して複雑な形状の家にすると、デッドスペースが生まれやすくなります。デッドスペースが多いと無駄に延べ床面積が広くなってしまい、コストがかかるのです。そのため、無駄を省いた設計にすることが大切です。
REC HOUSEの注文住宅は、おしゃれでありながら暮らしやすさを実現しています。是非お気軽にご相談ください。
>>参考コラム:福山市の注文住宅におすすめの間取りは?設計のポイントや施工事例を紹介
なくても困らない設備は省く
食洗器・床暖房・浴室のテレビなど、設備を検討するときは「なくても困らないものは採用しない」と考えることが大切です。「あったら便利」と思って設備を導入すると、住んでみて「いらなかった」と後悔することも。オプション設備には後づけできるものもあるので、住んでから検討しても遅くないでしょう。
できる作業は自分で行う
注文住宅を建てる際、自分でできることは自分で行うとコスト削減になります。簡単な収納棚や机など、DIYで作れそうなものはチャレンジしてみてはいかがでしょうか。また、キッチン設備などを施主支給することも、コストダウンの方法として有効です。
注文住宅のコストダウン事例をチェック!
ここからは、注文住宅のコストダウン事例をご紹介します。
家の形をシンプルにする
家の形はシンプルな方がコストダウンできます。建物に凸凹が多いと外壁の表面積が大きくなり、その分多くの資材を使わなければなりません。そのため、二階建てなら凹凸のない総二階にした方が建築費用を抑えられるのです。また、屋根も「切妻屋根」などのシンプルな形にするとコストを削減できます。
水回りを近い場所にまとめる
キッチンや浴室など、水回りを近くにまとめるのもコストダウンの方法として有効です。水回りが離れたところにあると、配管が複雑になり費用がかかってしまいます。また、トイレを一階と二階に設置するケースも多いですが、本当に必要でないなら一階のみのプランにした方が節約できるでしょう。
設備のグレードを下げる
キッチンやユニットバスなど、設備のグレードを下げると大幅なコストダウンができます。設備機器は毎年新しい製品が出ているので、最新のものでなくても満足感を得られる可能性が高いです。また、設備は年月が経つと故障することもあるため、将来交換することを考えてグレードの低いものを採用するのも一つの手でしょう。
照明器具を自分で用意する
照明器具を自分で手配するのもコスト削減になります。電気工事業者に「引っ掛けシーリング」のみ設置を依頼し、後で自分の選んだ照明を取りつければ費用を抑えられるのでおすすめ。ただし、照明は「実際部屋につけたらイメージと違った」と後悔しないよう、慎重に選ぶようにしましょう。
福山市でコストパフォーマンスが高い注文住宅はREC HOUSEにお任せください!
注文住宅を建てる際は、建物の建築費用だけでなく、土地の費用や諸費用もかかります。土地の費用が予想以上にかかる場合は、建物にかかる費用を抑えて予算オーバーを防ぎましょう。注文住宅では、本当に必要なものを絞り、無駄を省くことが上手にコストダウンするコツです。
REC HOUSEでは、広島県福山市を中心に建築家デザインの家づくりを行っています。広島の地域特性を踏まえ、土地の個性や各家庭のライフスタイルに合わせて、ベストな住まいを設計。無理のない予算でプランを提案します。
また、REC HOUSEがつくるのは、断熱性や気密性、耐震性に優れた高性能住宅です。断熱材はパネル系の「ネオマフォーム」を使用し、長期優良住宅の基準を上回る断熱性能を実現しているほか、全棟で気密測定を行い、高い気密性を確保。構造材には「R+パネル」を使用し、耐震等級3の地震に強い住まいを提供しています。福山市の注文住宅は、是非REC HOUSEにご相談ください。